1914-1996 日本(三重県) 洋画家。 三重県立神戸中学校卒業、職業軍人となり応召される。1933年頃、詩人の野田理一との交友から抽象絵画に進む。この地方の現代美術の草分けとして活躍した。 おもに油絵の具で下地を丹念に塗った画面に線を引っかき、そこに絵の具を塗り込み、ふきとるという独特の技法が特徴的である。この「引っかき」による線描で画面を作る独自の作風で高い評価を得ている。戦後の東海地方を代表する作家であり、戦後美術を語る上でも重要な人物である。
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