2010 5月| 夏目書房ブログ 古書古本美術品 販売 買取 神保町 ボヘミアンズ・ギルド

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ブログ 古書 古本 買取 神田神保町・池袋 : 夏目書房

「ロドチェンコとステバーノワ」展、そして署名本の新入荷です

昨日までのイヤな雨があがり、気持ちのイイ晴天が広がっています。気持イイついでに、朝イチで目黒の庭園美術館に ロシア構成主義のまなざし」展を見にいってきました。
ロドチェンコとステバーノワ展 1
油彩画や下絵などの自筆物などもありましたが、やっぱりポスターや雑誌の表紙画などが目を引きましたし、古書業者としては一番身近に感じました。しかしロシア語は難しくサインの名前や著者すら説明を見なければわからない始末でした。なんと午前10時過ぎには「はとバス」のツアーが到着。会場に急に賑やかなオバサンたちが乱入。そそくさと図録を買って出てきてしまいました。庭園美術館の図録はいつも結構いい出来だと感心します。
話は変わって新入荷書籍のご案内です。池田満寿夫、関野凖一郎、柄澤齊、東山魁夷などの署名本が入荷しました。自筆の署名や識語って、著者との同時代感を共有出来る感じがしてきます。今はもういない芸術家たちがまだそこに生きているような。これも古書の愉しみのひとつではないでしょうか。画像とともにご覧になれますので、下記のURLをクリックしてください。
http://www.natsume-books.com/list.php?tokusen=458_61

もし、お売りになりたい本をお持ちの場合は是非ご相談ください。
思いがけないほど高く買える本もたくさんあります。
古書の買取相談をご希望の方はこちらへ
http://www.natsume-books.com/kaitori.php

本日よりブログ開始です。

いよいよ「夏目書房」「ボヘミアンズ・ギルド」のブログを開始いたします。
当店は創業90年の古書店で、古書のメッカ・神田神保町1-1で「ボヘミアンズ・ギルド」という店名で営業しています。本店は池袋の立教大学の通りにあります。祖父の代より古書店を営んでおり、現在私で3代目ですが、今年の4月より長男が入社しました。文学者や芸術家の自筆物・オリジナル作品や画集・限定本・初版本などを来ていただいた方々に手にとって選んでいただけるような入りやすい店を目指していますので是非ご来店ください。
店舗情報はこちらです.
http://www.natsume-books.com/tenpo.php

新着情報、イベント情報、おすすめ本の紹介、特集や企画に加え、神田神保町の古書店の日常、変わった出来事、当店のスタッフ情報などを出来る限りお伝えしていきたいと思っています。「夏目書房ブログ」と並行して、今年4月より入社しました長男であり4代目となるであろう夏目健太郎のブログ「4代目修行日記ブログ」も同時に開始いたします。古書のことなど、ほぼ何もわからない素人のような人間が、どういうふうに古本屋になっていくのかをライブな感覚でお楽しみいただけると思いますので、二つのブログを是非お楽しみください。
まずは、神保町支店で開催される朗読とトークのイベント「カタリココ」の情報をお知らせします。このイベントは、写真などの評論や小説などで活躍されている大竹昭子さんが企画・ナビゲーターをされているもので、ここ数年かなりの回数いろいろな場所で開催されています。当店「ボヘミアンズ・ギルド」でも、昨年11月に大竹伸朗さんをお迎えしてひじょうに盛り上がりました。今回は大竹昭子さんに現在を代表する写真家・ホンマタカシさんの出演をお願いして快諾していただきました。大竹伸朗さんの時はどうしても朗読は出来ないということでしたが(トークイベント中にもみんなでくどいたのですが、大竹伸朗さん曰く「そんな恥ずかしいことは小学生以来やったことがない」ということでした)約2時間もの間、森山大道さんのことや東京と宇和島のことなどの話を楽しく聞かせてもらいました。イベント終了後の打ち上げパーティーでも、ビールやワインなどで盛り上がりながら、参加していただいた方々と身近な大竹伸朗さんとの交流を楽しみました。
今回のホンマタカシさんの「カタリココ」もスタッフ一同大変楽しみにしています。同時代に東京で生まれ育った人間として、ホンマさんの撮る風景や空の色に何か共通の感覚を感じます。いろいろな話や朗読が聞けると期待しています。まだ、若干の空きがありますので、興味のある方はお申し込みください。入場料は1,500円です。
くわしくはこちらへ
http://katarikoko.blog40.fc2.com/blog-category-0.html

これからも是非ご購読ください。

夏目書房 ボヘミアンズ・ギルド
夏目滋