2014年5月07日
ちょっと間が空いてしまいましたが……エリザベス・テイラーに続いて第2弾、ジュエリーの書籍をご紹介します。
今回は、ジュエリーデザイナーのフルコ・ディ・ヴェルドゥーラを♪

ヴェルドゥーラは、20世紀のジュエリーを変えたと言われている人物です。
大量生産や広告活動にまったく興味がなく、気に入った顧客のためだけにジュエリーをつくったというヴェルドゥーラ。
そんな重要な人物にも関わらず、日本ではあまり知られていないのはそのためでしょうか。
1898年、シチリアの貴族階級に生まれ、絢爛豪華で格式の高い生活様式のなかで育ちます。
幼い頃からオペラを嗜み、また姉と共にコスチュームパーティを楽しんでいたそうです!華やかですね!
そして興味深いのが、イングリッシュガーデンのある優雅な別荘で、たくさんの動物たちと育ったということ。
犬、猫をはじめ、つがいのヒヒやラクダまで(!)ありとあらゆる動物がいたそうです。
そんな環境で育ち、大の動物好きとなったヴェルドゥーラは、動物モチーフのジュエリーを数多くデザインしています。

ペットのラクダ・モモちゃんがモデルでしょうか。



芸術からファッションに至るまで、様々な美しいものに囲まれて育ち、確かな美的感覚を養っていったヴェルドゥーラ。
尚且つ動物の愛らしさを間近で見てきてた彼は、宝石を美しく見せること、動物を可愛く見せること、のどちらも成功させています。
世の中には動物を模ったジュエリーはたくさんありますが、こんなやわらかいフォルムのものには滅多にお目にかかれないのではないでしょうか。


パールの歪さが動物たちの愛らしさを見事に表現していて、、、特にぞうさんの頭部の愛らしさは群を抜いていませんか?…♡

デザイン画よりかわいいっ!
かわいい絵をかたちにする=がっかり の方程式を見事に覆してくれました✧

おとぎの国に迷い込んだようです。

こんなキュートなトカゲさんはじめて見ました♡

絶妙なうんにゃり具合!
また、ココ・シャネルのためにたくさんのジュエリーをデザインしました。
最も有名な作品のひとつが、マルタ十字のバングルです。
シャネルも両手首にはめるほど、大のお気に入りだったそうです。




様々ありますが、私はこのタイプがいちばん好きです。
ゴージャスのなかにもかわいらしさがありますよね!
1980年代には日本橋高島屋にもヴェルドゥーラのコーナーがあったそうです。
バブル期、うらやましいです!!

また、こーんな面白いものも!
このおじさんたちも、本物の石を身にまとっているのでしょう。
何度見ても楽しいヴェルドゥーラの書籍は、ボヘミアンズ・ギルド1階の工芸コーナーに御座います。
動物好きの方、ジュエリー好きの方、そうでない方も是非♪
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