2015 2月| 夏目書房ブログ 古書古本美術品 販売 買取 神保町 ボヘミアンズ・ギルド

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池袋本店新入荷。「彫芳 第2巻 日本刺青芸術」「須藤昌人刺青写真集 藍像」他、刺青本入荷しました。

こんばんは。
とんかつDJアゲ太郎に夢中です。
大西です。

今回は、池袋本店に最近入荷した本の中で
ちょっと気になるものがあったのでご紹介します。


彫芳 第2巻 日本刺青芸術

高木彬光/福士勝成監修 日本刺青研究所編

1987年/恵文社 函少傷み 本体少ゆるみ有

刺青関連の本は、基本的にまずあまりないというのと
入ってきてもすぐ売れてしまうのであまり店に残らないんです。

ちょっと中身を。

痛そ~。

この彫芳という方は2代目で、親子2代での刺青稼業だそうです。
パラパラめくってて思ったんですが、自分の身体には何も入れてないんですね。
美容師で坊主頭みたいな感じなんでしょうか。

もう1冊。

須藤昌人刺青写真集 藍像

昭62年/小学館 函欠

函欠ですが、関係ないですよね。
取り出す手間が省けて、むしろ良しです。

こういうわかりやすいやつもありました。

1000 Tattoos

Hank Schiffmacher/Amsterdam Tattoo MuseumCorporate Author

1996年/Taschen America Llc 英語版 少傷み

日本で刺青というと
やはりまだまだ大衆的なものではないですが、、
最近、飛ぶ鳥を落とす勢いのあのラッパーはびしゃびしゃに入れてますよね。

首にはマルセル・デュシャンのモナリザ。
「L.H.O.O.Q.」ですね。

ボヘミアンズ的には、これを入れたいとこですが。

マルセル・デュシャン「Bottle Dryer」レプリカ

1964年/真鍮 高56cm 直径36cm

「affectueusement MarcelDuchamp(愛をこめてマルセル・デュシャン)」のシールがリングの表裏に貼られている。
The Complete works of Marcel Duchamp(Abrams)掲載No306

H.R.ギーガーみたいになりそうです、、。

ギーガーズ・エイリアン

H.R.ギーガー 戸田ツトムカバーデザイン

2004年/エディシオン・トレヴィル カバー

関係ないですど、Supremeとギーガーの組合せはちょっとびっくりしました。
追悼でしょうか。

ボリス・ヴァレホも意外でしたけど。

ボリス・ヴァレホ Mirage

Boris Vallejo

1983年/Paper Tiger 英語版

見えずらいですが、手の甲にニコラ・テスラも入ってますね。
発明超人。
「地球を割ってみせる」という発言が好きです。

発明超人ニコラ・テスラ ちくま文庫

新戸雅章

1997年/筑摩書房 カバー 帯 少ヤケ

自分だったら何を入れるかなーと考えてみたんですが、
和彫とかはかっこいいけど似合わないし恐いし、
ただ、かといってよくわかんない英語のメッセージとか入れたくないし、
日本っぽいもの、、。

となると、

東山魁夷ですよね。

銭湯とかプールとか刺青お断りが多いですけど、
魁夷ならいいんじゃないでしょうか。
和むし。

棟方志功と少し迷いましたが、
あれはあれで迫力が出そうなので、、。

畦地梅太郎もいいかもしれないです。
かわいいし。

李禹煥だと痣みたいになっちゃうかも、、。

そういえば、もう売れてしまった本ですが。

トーマス・ジェップ写真集 Home Made Tattoos Rule

Thomas Jeppe

2006年/Serps Press 英語版

こういう自分で入れた落書みたいなのが1番かっこいいなーと。

写真家のマイク・ブロディの手。

太陽の塔??

おじいちゃんになって刺青が入ってたら
孫に舐められなさそうだし、
老後のことを考えて入れてみるのもいいかもしれませんね。

池袋本店では、今後も刺青関連の本を集めていく予定なので、
また入荷したらお知らせします。

お待ちしております。

ヤフーオークションにて、版画や浮世絵などの美術品から初版本や署名本や限定本まで、多数出品しております。→こちらからご覧下さい。
毎週新しい商品が出品されますので、どうぞお見逃しのないようお願いします。

夏目書房では写真集は勿論、様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡下さい。

赤瀬川原平 Genpei Akasegawa オブジェを持った無産者/トマソンの冒険/漫画主義No6 etc.

こんにちは。

毎日、厳しい寒さが続いてますね。春が待ち遠しいです。

今回は去年10月、惜しまれつつ77歳でこの世を去った赤瀬川原平です。


生涯でネオ・ダダハイ・レッド・センターライカ同盟など流動的な変貌を見せ続け、そして戦後最大の芸術事件『千円札裁判』を巡って、社会を巻き込み一つの芸術を生み出しました。

千葉美術館での展覧会『赤瀬川原平の芸術原論 1960年代から現在まで』も終わったばかりです。

そんな彼の笑顔がまだまだ忘れられない方にいくつかの書籍をご紹介します。

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1つ目は前衛芸術家としての幻のデビュー作『オブジェを持った無産者 赤瀬川原平の文章』です。かの『千円札裁判』の文章が収められたエッセイ集、当時の様子を知ることができる貴重な書籍です。巻末には中平卓馬による著者“遠影”が載っています。

http://www.natsume-books.com/list_photo.php?id=192280
オブジェを持った無産者 赤瀬川原平の文章
赤瀬川原平
1970年/現代思潮社 カバー 函 傷み・ヤケ・シミ

2つ目は『超芸術 トマソンの冒険』、赤瀬川自身も「何の役にもたたない無用の長物」と定義した超芸術!トマソンの全貌を収めた書籍です。

超芸術 トマソンの冒険
超芸術 トマソンの冒険
赤瀬川原平
1996年/ジャストシステム 函少ヤケ CD-R付属

最後は書籍ではなくポスター作品を。評論家の石子順造が創刊した漫画評論誌「漫画主義」のポスター。『革漫同鱗羽烏蘇里虎飛行の図』アングラな時代の空気を感じます。

赤瀬川原平ポスター額「漫画主義 No6」

赤瀬川原平ポスター額「漫画主義 No6」Genpei Akasegawa
1945年/リトグラフ 51.5×37 S:55×39.5

他にも赤瀬川原平とネオダダ、ハイレッド・センター関連の物もございますので興味のあるかたはぜひ。☞✰✰✰

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この寒さのなか、外出するのもおっくうになりますが、ぜひお時間がございましたら夏目書房、ボヘミアンズ・ギルドにお越しください。お気に入りの一冊がきっと見つかります。お待ちしております!

夏目書房、ボヘミアンズ・ギルドでは、様々なジャンルの本や美術作品を買取しています。

お売りいただける本、作品などございましたら是非ご連絡下さい。

舟越保武の女性たち

こんにちは。

早くも新年のひと月が終わり、2月になりました。
ボヘミアンズ・ギルドの真向いの何年もずっと工事中だった場所も
ビジネスホテルとなり、昨日から営業を始めています。

驚くほど速く過ぎ去る日々に戸惑いを隠せません。

そんな気持ちのとき、ほっとさせてくれる舟越保武さんの版画が数点入荷しましたのでご紹介いたします。

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舟越保武版画額「婦人像1」

171652

舟越保武版画額「婦人像2」

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舟越保武版画額「婦人像3」

171654

舟越保武版画額「婦人像4」

※タイトルにある数字はこちらで便宜的につけたものです。

舟越さんの作品には作家特有の「作為」といったような嫌味がなく、清冽な美しさに溢れています。画面には普遍/不変の時間が流れていて、一見地味ではありますが よくみれば豊かな表情をたたえた女性が描かれています。

下の2点は自筆の画額です。


171650舟越保武画額「婦人像」
171648

舟越保武画額「女性の顔」

私はこの額のまだあどけない表情の少女の絵が一番好きですが、
もしこの絵が自分の部屋にかかっていたら彼女とどんな会話をするんだろうと考えてしまいます。

さて、平面の女性だけでなく立体の女性の3人も立体的にご紹介したいと思います。

ふなこし1舟越保武ブロンズ像 左から「ローラ」「アンナ」「K嬢」
ふなこし2舟越保武ブロンズ像 左から「ローラ」「アンナ」「K嬢」を下から見上げる。
ふなこし3

舟越保武ブロンズ像 左から「ローラ」「アンナ」「K嬢」の横顔

ふなこし4

舟越保武ブロンズ像 左から「ローラ」「アンナ」「K嬢」の後頭部

美しい彼女たちの色々な角度の表情をお楽しみいただけましたでしょうか。
こちらはたくさん作られたもののようで当店にも何度か入荷しており、
お値段も比較的リーズナブルとなっております。

ご興味のある方は、ぜひボヘミアンズ・ギルドまでお問い合わせください。

舟越保武の書籍、版画作品はこちらからご覧いただけます。


夏目書房&ボヘミアンズ・ギルドでは、様々な書籍・美術作品の買取をしております。
お売りいただけるものがございましたら、是非ご連絡下さい

具体美術協会 GUTAI

どうも。 今回はいま世界的に注目されている美術グループ「具体美術協会」(GUTAI)について調べてみました。

GUTAIとは?

具体美術協会は前衛芸術家、吉原治良を中心に1954年から1972年まで18年間活動した前衛芸術グループ。
1954年8月ごろ、関西の若手の前衛作家たち15人のメンバーによって結成された。吉原治良、嶋本昭三、山崎つる子、正延正俊、吉原通雄、上前智祐、吉田稔郎などである。また、「具体」という名称の提案者は嶋本昭三。 さらに翌年の1955年には、白髪一雄、村上三郎、金山明、田中敦子、元永定正らが参加した。
「人の真似をするな。今までにないものをつくれ」という吉原の理念のもと、近代絵画を継承するのではなく、断絶した表現を挑発する作品が数多くつくられた。炎天下の芦屋公園の松林を舞台とした野外展「真夏の太陽にいどむ野外モダンアート実験展」やデパートの屋上でのアドバルーン展など、斬新な作品の発表を続けた。そして機関紙「具体」の発行、東京(草月会館)や関西での「具体展」、梅田のサンケイホールなど舞台での発表などの活動をめざましく展開していった。
やがて具体はフランスの批評家ミシェル・タピエによって「アンフォルメルの日本における一例」として広く海外へ紹介され、高く評価されるようになった。しかしその一方、抽象絵画の団体として紹介されてしまったことで以後の活動は平面作品が中心となり、初期の立体作品や舞台を使ったパフォーマンスなどは徐々に行われなくなる。
1960年代に入るとヨシダミノル、向井修二、松谷武判、前川強、堀尾貞治ら新しい世代が具体に参加し、光や動きを取り入れたライトアートやキネティックアートの導入など、それまでとは違った方向性を見せた。
1962年、本拠地「グタイピナコテカ」が大阪市北区中之島3丁目(旧・宗是町33)に開設される。「ピナコテカ」とは「絵画館」や「画廊」を意味する言葉で、具体を世界に広めたミシェル・タピエが命名したものである。ジャスパー・ジョーンズ、サム・フランシス、ジョルジュ・マチュー、ロバート・ラウシェンバーグ、イサム・ノグチ、ポール・ジェンキンス、ジョン・ケージ、ペギー・グッゲンハイムなどもこの「画廊」を訪れている。1970年4月、グタイピナコテカは阪神高速道路出入口建設のため閉館し、取り壊された。しかし、1971年10月、中之島3丁目(旧・宗是町1)の大ビル西別館に、「グタイミニピナコテカ」を開設する。
1970年の大阪万博にて具体美術協会は、「万国博美術展」への出品、みどり館エントランスホールにおける「グタイグループ展示」などを行う。また、8月31日から9月2日までの3日間、万博会場「お祭り広場」において「具体美術まつり」を開き、大規模な舞台を光やパフォーマンスによって行われた。
順調に活動を行っていたが1972年、具体美術協会のリーダーである吉原治良が死去。同年3月31日、具体美術協会は解散した。

日本の前衛芸術といえばGUTAIとまでいわれるようになり、近年では世界的に再評価をうけています。
作品、資料、作品集など中々手に入れられない状況が続いておりますが、機関紙「具体」など貴重な資料や関連書籍を紹介致します。
是非この機会に具体に触れていただければと思います。

具体8 アンフォルメル

ミシェル・タピエ/吉原治良監修
昭32年/丸善/具体編集委員会 日・仏語版 背少傷み

具体9 大阪国際芸術祭 新しい絵画世界展

ミシェル・タピエ/吉原治良監修
昭33年/丸善/具体編集委員会 日・仏語版

グタイ ピナコテカ Gutai Pinacotheca

序文/吉原治良
1962年/具体美術館 ホチキス少サビ

前衛芸術の日本 Japon des Avant Gardes 1910-1970

マヴォ/恩地孝四郎/坂田一男/瑛九/土方巽/岡本太郎/具体/李禹煥他収録
1986年/Centre Georges Pompidou 仏語版

前衛芸術の日本 1910-1970展 報告書

1889年/ 国際交流基金 少スレ

具体美術協会の作品、資料、作品集など日本前衛美術に関するものは高価買取中です。
特に吉原治良、白髪一雄、元永定正、田中敦子、上前智祐、松谷武判の油絵や作品などは買取強化しております。
お持ちのもので手放したいと悩んでいる方は是非1度ご検討ください。→

また、夏目書房、ボヘミアンズ・ギルドでは買取を随時行っております。
上記以外のものでも多種多様に買取いたします。お気軽にご連絡ください。→

『ヨーゼフ・ボイス マルチプル展』に行ってきました! Ich bin ein Sender. Multiples von Joseph Beuys

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンにある現代美術館『ピナコテーク・デア・モデルネ』で現在開催中の『ヨーゼフ・ボイス マルチプル展』(Ich bin ein Sender. Multiples von Joseph Beuys)に行ってきました。

世界最大規模の作品数を誇る当美術館。グラフィックアート・建築・デザインの分野に分かれて作品が展示されています。

今の時期はボイス展の他にも『女性建築家リナ・ボ・バリジ展』そして『テリー・ウィンタース版画展』等が開催中です。

Pinakothek der Moderneドイツ人建築家シュテファン・ブラウンフェルスによって設計された建物の前には広大な芝生が広がっています。

エントランス・ホールエントランス・ホール。左奥が受付。

雪の降るなか、路面電車を乗り継ぎ、やっと美術館にたどり着きました。とても大きなエントランスホールを通り受付へ。
入場料を払い、チケット代わりのピンバッチを受け取り、早速展示の部屋へ進みます。入口にはおなじみの巨大なボイスのポートレイト。

おなじみのフェルトハットをかぶってお出迎えです。

部屋へ入ると、生涯で500を越えるマルチプル作品を制作したといわれるボイスの大量の作品群が豪華に陳列されていました。

フェルト・廃材・蝋など様々な素材を使ったマルチプル作品がずらりと並びます。

マルチプルはもちろん、版画、写真作品、パフォーマンス中の映像や使用されたオブジェクトなども並べてありました。展示数の多さに圧倒されながら部屋から部屋へ行ったり来たり。

途中の部屋で学芸員さんによる作品の説明が行われていましたが、ドイツ語のためまったく理解できず・・・只々ビジュアルのカッコ良さとおもしろさに感嘆していました。ボイスは「直感は理解のより高度な次元」と言っていたのでこの楽しみ方で良いのだと思います。

代表作『フェルト・スーツ』のシリーズ。

ピンプなボイスです。

まだまだ作品はありましたが、到底載せきれませんので、おまけに同時開催のリナ・ボ・バリジとウィンタースの作品を少し。

もうひとつおまけに常設の“ドイツ現代美術を代表する芸術家”’ゲオルグ・バゼリッツ作品を。



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そして!現在ボヘミアンズ・ギルドにはヨーゼフ・ボイス版画作品が7点ございます!そのうちの数点をご紹介します。

ヨーゼフ・ボイス版画額「Girl」
ヨーゼフ・ボイス版画額「Girl」
Joseph Beuys
1956年/エッチング 余白にプリンターへの鉛筆書き指示書 レゾネ No420 29×21 S:65×50 額84×68.5
「Suite Circulation Time」より ※「Grafos-Verlag」で75部製作する前のWorking Proofでボイスの資料として貴重な作品

ヨーゼフ・ボイス版画額「Honey Pot」
ヨーゼフ・ボイス版画額「Honey Pot」
Joseph Beuys
1956年/エッチング/アクアチント/コラージュ 余白にプリンターへの鉛筆書き指示書 レゾネ No422 29×21 S:56.5×45 額75×63
「Suite Circulation Time」より ※「Grafos-Verlag」で75部製作する前のWorking Proofでボイスの資料として貴重な作品

ヨーゼフ・ボイス版画額「Calf With Children」

ヨーゼフ・ボイス版画額「Calf With Children」
Joseph Beuys
1957年/アクアチント/リトグラフ サイン 余白にプリンターへの鉛筆書き指示書 レゾネ No351 29×21 S:65×50 額49×43
「Suite Oath Hnd(Suite Schwurhand)」より ※「Grafos-Verlag」で75部製作する前のWorking Proofでボイスの資料として貴重な作品

いずれもWorking Proof版の大変貴重な版画作品で、ボイス独特の色合いと不完全さをもつ魅力ある作品だと思います。興味のあるかたはぜひ、ボヘミアンズ・ギルドにご来店下さい。お待ちしております。

その他の作品にも興味がある方はこちらから☆☆☆

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ボヘミアンズ・ギルドでは、様々なジャンルの本や美術作品を買取しています。
お売りいただける本、作品などございましたら是非ご連絡下さい。

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