2015 2月 1| 夏目書房ブログ 古書古本美術品 販売 買取 神保町 ボヘミアンズ・ギルド

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具体美術協会 GUTAI

どうも。 今回はいま世界的に注目されている美術グループ「具体美術協会」(GUTAI)について調べてみました。

GUTAIとは?

具体美術協会は前衛芸術家、吉原治良を中心に1954年から1972年まで18年間活動した前衛芸術グループ。
1954年8月ごろ、関西の若手の前衛作家たち15人のメンバーによって結成された。吉原治良、嶋本昭三、山崎つる子、正延正俊、吉原通雄、上前智祐、吉田稔郎などである。また、「具体」という名称の提案者は嶋本昭三。 さらに翌年の1955年には、白髪一雄、村上三郎、金山明、田中敦子、元永定正らが参加した。
「人の真似をするな。今までにないものをつくれ」という吉原の理念のもと、近代絵画を継承するのではなく、断絶した表現を挑発する作品が数多くつくられた。炎天下の芦屋公園の松林を舞台とした野外展「真夏の太陽にいどむ野外モダンアート実験展」やデパートの屋上でのアドバルーン展など、斬新な作品の発表を続けた。そして機関紙「具体」の発行、東京(草月会館)や関西での「具体展」、梅田のサンケイホールなど舞台での発表などの活動をめざましく展開していった。
やがて具体はフランスの批評家ミシェル・タピエによって「アンフォルメルの日本における一例」として広く海外へ紹介され、高く評価されるようになった。しかしその一方、抽象絵画の団体として紹介されてしまったことで以後の活動は平面作品が中心となり、初期の立体作品や舞台を使ったパフォーマンスなどは徐々に行われなくなる。
1960年代に入るとヨシダミノル、向井修二、松谷武判、前川強、堀尾貞治ら新しい世代が具体に参加し、光や動きを取り入れたライトアートやキネティックアートの導入など、それまでとは違った方向性を見せた。
1962年、本拠地「グタイピナコテカ」が大阪市北区中之島3丁目(旧・宗是町33)に開設される。「ピナコテカ」とは「絵画館」や「画廊」を意味する言葉で、具体を世界に広めたミシェル・タピエが命名したものである。ジャスパー・ジョーンズ、サム・フランシス、ジョルジュ・マチュー、ロバート・ラウシェンバーグ、イサム・ノグチ、ポール・ジェンキンス、ジョン・ケージ、ペギー・グッゲンハイムなどもこの「画廊」を訪れている。1970年4月、グタイピナコテカは阪神高速道路出入口建設のため閉館し、取り壊された。しかし、1971年10月、中之島3丁目(旧・宗是町1)の大ビル西別館に、「グタイミニピナコテカ」を開設する。
1970年の大阪万博にて具体美術協会は、「万国博美術展」への出品、みどり館エントランスホールにおける「グタイグループ展示」などを行う。また、8月31日から9月2日までの3日間、万博会場「お祭り広場」において「具体美術まつり」を開き、大規模な舞台を光やパフォーマンスによって行われた。
順調に活動を行っていたが1972年、具体美術協会のリーダーである吉原治良が死去。同年3月31日、具体美術協会は解散した。

日本の前衛芸術といえばGUTAIとまでいわれるようになり、近年では世界的に再評価をうけています。
作品、資料、作品集など中々手に入れられない状況が続いておりますが、機関紙「具体」など貴重な資料や関連書籍を紹介致します。
是非この機会に具体に触れていただければと思います。

具体8 アンフォルメル

ミシェル・タピエ/吉原治良監修
昭32年/丸善/具体編集委員会 日・仏語版 背少傷み

具体9 大阪国際芸術祭 新しい絵画世界展

ミシェル・タピエ/吉原治良監修
昭33年/丸善/具体編集委員会 日・仏語版

グタイ ピナコテカ Gutai Pinacotheca

序文/吉原治良
1962年/具体美術館 ホチキス少サビ

前衛芸術の日本 Japon des Avant Gardes 1910-1970

マヴォ/恩地孝四郎/坂田一男/瑛九/土方巽/岡本太郎/具体/李禹煥他収録
1986年/Centre Georges Pompidou 仏語版

前衛芸術の日本 1910-1970展 報告書

1889年/ 国際交流基金 少スレ

具体美術協会の作品、資料、作品集など日本前衛美術に関するものは高価買取中です。
特に吉原治良、白髪一雄、元永定正、田中敦子、上前智祐、松谷武判の油絵や作品などは買取強化しております。
お持ちのもので手放したいと悩んでいる方は是非1度ご検討ください。→

また、夏目書房、ボヘミアンズ・ギルドでは買取を随時行っております。
上記以外のものでも多種多様に買取いたします。お気軽にご連絡ください。→

『ヨーゼフ・ボイス マルチプル展』に行ってきました! Ich bin ein Sender. Multiples von Joseph Beuys

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンにある現代美術館『ピナコテーク・デア・モデルネ』で現在開催中の『ヨーゼフ・ボイス マルチプル展』(Ich bin ein Sender. Multiples von Joseph Beuys)に行ってきました。

世界最大規模の作品数を誇る当美術館。グラフィックアート・建築・デザインの分野に分かれて作品が展示されています。

今の時期はボイス展の他にも『女性建築家リナ・ボ・バリジ展』そして『テリー・ウィンタース版画展』等が開催中です。

Pinakothek der Moderneドイツ人建築家シュテファン・ブラウンフェルスによって設計された建物の前には広大な芝生が広がっています。

エントランス・ホールエントランス・ホール。左奥が受付。

雪の降るなか、路面電車を乗り継ぎ、やっと美術館にたどり着きました。とても大きなエントランスホールを通り受付へ。
入場料を払い、チケット代わりのピンバッチを受け取り、早速展示の部屋へ進みます。入口にはおなじみの巨大なボイスのポートレイト。

おなじみのフェルトハットをかぶってお出迎えです。

部屋へ入ると、生涯で500を越えるマルチプル作品を制作したといわれるボイスの大量の作品群が豪華に陳列されていました。

フェルト・廃材・蝋など様々な素材を使ったマルチプル作品がずらりと並びます。

マルチプルはもちろん、版画、写真作品、パフォーマンス中の映像や使用されたオブジェクトなども並べてありました。展示数の多さに圧倒されながら部屋から部屋へ行ったり来たり。

途中の部屋で学芸員さんによる作品の説明が行われていましたが、ドイツ語のためまったく理解できず・・・只々ビジュアルのカッコ良さとおもしろさに感嘆していました。ボイスは「直感は理解のより高度な次元」と言っていたのでこの楽しみ方で良いのだと思います。

代表作『フェルト・スーツ』のシリーズ。

ピンプなボイスです。

まだまだ作品はありましたが、到底載せきれませんので、おまけに同時開催のリナ・ボ・バリジとウィンタースの作品を少し。

もうひとつおまけに常設の“ドイツ現代美術を代表する芸術家”’ゲオルグ・バゼリッツ作品を。



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そして!現在ボヘミアンズ・ギルドにはヨーゼフ・ボイス版画作品が7点ございます!そのうちの数点をご紹介します。

ヨーゼフ・ボイス版画額「Girl」
ヨーゼフ・ボイス版画額「Girl」
Joseph Beuys
1956年/エッチング 余白にプリンターへの鉛筆書き指示書 レゾネ No420 29×21 S:65×50 額84×68.5
「Suite Circulation Time」より ※「Grafos-Verlag」で75部製作する前のWorking Proofでボイスの資料として貴重な作品

ヨーゼフ・ボイス版画額「Honey Pot」
ヨーゼフ・ボイス版画額「Honey Pot」
Joseph Beuys
1956年/エッチング/アクアチント/コラージュ 余白にプリンターへの鉛筆書き指示書 レゾネ No422 29×21 S:56.5×45 額75×63
「Suite Circulation Time」より ※「Grafos-Verlag」で75部製作する前のWorking Proofでボイスの資料として貴重な作品

ヨーゼフ・ボイス版画額「Calf With Children」

ヨーゼフ・ボイス版画額「Calf With Children」
Joseph Beuys
1957年/アクアチント/リトグラフ サイン 余白にプリンターへの鉛筆書き指示書 レゾネ No351 29×21 S:65×50 額49×43
「Suite Oath Hnd(Suite Schwurhand)」より ※「Grafos-Verlag」で75部製作する前のWorking Proofでボイスの資料として貴重な作品

いずれもWorking Proof版の大変貴重な版画作品で、ボイス独特の色合いと不完全さをもつ魅力ある作品だと思います。興味のあるかたはぜひ、ボヘミアンズ・ギルドにご来店下さい。お待ちしております。

その他の作品にも興味がある方はこちらから☆☆☆

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ボヘミアンズ・ギルドでは、様々なジャンルの本や美術作品を買取しています。
お売りいただける本、作品などございましたら是非ご連絡下さい。

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