まだまだ寒いですね。
大学のころ外より部屋の方が寒い家に住んでいました。
あれはなんだったんでしょうか。
大西です。
今回ご紹介するのは、ファッションを中心に活動する写真家、ユルゲン・テラーです。
ヨーガン・テラーっていう表記もあるんですが、どっちなんでしょうね。
どちらでもいいんでしょう。ボヘミアンではユルゲンです。
ユルゲン・テラー オリジナル・プリント額「annie morton」
Juergen Teller
Cプリント A.P.版 サイン 29×19.5 額46.5×36.5
女優のアリシア・モートンです。
「パシャッ」って感じのやわらかいフラッシュがいいです。
ハーモニー・コリンも「パシャッ」されてます。
テリー・リチャードソンのフラッシュは「バシャッ」。
マーク・ジェイコブスの広告を10年以上に渡って撮っています。(が、最近やめました。なんか今季のモデルが嫌だったみたいですね。)
ユルゲン・テラー(Juergen Teller 1964-)はドイツは北部の町エアランゲン出身で、家族や親戚はみんなヴァイオリンやギターなど楽器をつくる職人だったそうです。
彼もまた、家業を継ぐべく弟子入りしたのですが、楽器に使われる素材によってアレルギー反応が出てしまい断念。
そこから写真家への道が始まります。
ニック・ナイト(最近はカニエ・ウェストのPVの監督とかもしちゃってます、、!)
にみせたポートフォリオをきっかけに、「i-D」や「Vogue」からコム・デ・ギャルソンの広告まで、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、写真家としての独自の立ち位置を固めていきました。
ヘルムート・ニュートンが好きみたいです。なんか意外です。
ユルゲン・テラーの写真は、華やかな広告写真でもどことなくジトッとしてる感じが好きです。
これがドイツの湿度なんでしょうか。
つくりこみすぎない感じもいいですよねー。
写真集は、ボヘミアンにもちょくちょく入ってくるのですが、基本的にすぐ売れちゃいます。
あれも、これも、あれも、これも、、、。
ユルゲン・テラー写真集 Juergen Teller
Juergen Teller
1996年/Taschen 英語版 カバー
ユルゲン・テラー写真集 Marchenstuberl
Juergen Teller
2002年/Steidel 独語版
ユルゲン・テラー写真集 Juergen Teller: The Master
Juergen Teller
2005年/Steidl 英語版
売れました。
そんな中、、、ありました!
ユルゲン・テラー写真集 Der verborgene Brecht. Ein Berliner Stadtrundgang
Michael Rutschky/Juergen Teller
1999年/Scalo Verlag 独語版
劇作家で詩人のベルトルト・ブレヒトに関して綴られた本で、ブレヒトが住んだベルリンの街並みをユルゲン・テラーが撮影しています。
ベルリンっていう街の名前、かなり好きです。
ブエノスアイレスに次いで好きです。
ちなみにブレヒトも夏目書房、扱っております。
今回ご紹介したプリント額は、神保町のボヘミアンズ・ギルドの2階にあるので、どうぞお気軽にご覧になってください。
すでにご存じかとは思いますが、ヤフーオークションにてボヘミアンズ・ギルド、版画や浮世絵などの美術品から初版本や署名本や限定本まで、多数出品しております。
毎週新しい商品が出品されますので、どうぞお見逃しのないようお願いします。→こちらからご覧になってください。
夏目書房では写真集は勿論、様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡ください。