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須田寿Hisashi Suda

1906-2005 日本(東京) 画家
小学校在学中に日本画家下村観山のアトリエに出入りする。洋画家を志し川端画学校に入学する。1926年、東京美術学校西洋画科に入学。長原孝太郎に師事。1940年から創元会に第一回目から出品するが1949年に創元会を退会。牛島憲之、飯島一次、大貫松三、榎戸庄衛、円城寺昇、山下大五郎と立軌会を創立し、以後、同会を中心に活動を続ける。この頃、ピカソやブラックなどのキュビスムに学び、対象を簡略な形態に還元して把握する画風へ移行し、70年以上におよぶ画業のなかで、大きな節目となる。54年、初めて渡欧し西洋の古代美術に打たれる。帰国後、渡欧中で印象に残った異国の生活の風景、特に人と家畜のいる光景を描くようになり、1963年北九州の装飾古墳を見学して感銘を受け、古墳をモティーフとして描く。
官展作家として活躍したアカデミックな画風から、立軌会創立後、再現描写にとらわれない内省的思索を絵画化する作品へと移行し、暗褐色、暗緑色を基調とする色数を限った色調と独自のマチエールを特色とする作品を制作した。

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