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第7回企画展「池田満寿夫 Prints & Trump」 神保町ファインアーツ

おはようございます。

傘を買えば雨は止み、傘を置いていけば雨が降る。
そんな不安定なお天気のまま、9月に突入してしまいました。

神保町ファインアーツでは、9/1(火)より第7回企画展として「池田満寿夫 Prints & Trump」を開催致します。

版画家、画家、彫刻家、陶芸家、エッセイスト、映画監督など多彩な顔を持つ池田満寿夫。今回の企画展は、最も作品数の多い版画作品を中心に展示・販売しております。

池田満寿夫は、1956年に日本の前衛美術の先駆者である瑛九に見出され版画の道へと進みました。

その1年後の東京国際版画ビエンナーレ展の入選をきっかけに、次々と国内外の賞を受賞。1965年、ニューヨーク近代美術館で日本人初の個展を開催するなど、世界的に活躍しました。

エロスの作家と言われ官能的なイメージがありますが、その作風は年代によって大きく異なっています。

今回の展覧会では、1960年代から1990年代までの様々なタイプの版画作品をご覧頂けます。

こちらはトランプの原画。
優れた色彩感覚と抜群の造形センスです。
作品を元に作られたトランプも合わせてご覧頂けます。

また、池田満寿夫は書籍もかなりの数が出版されています。
こちらは豆本。
左の「かぐやひめ」は銅版画が10図入。
右の「豆本因縁噺」には版画はございませんが、木製ペーパーナイフが何とも可愛らしく、小さな木函との相性抜群です。

作品集や展覧会図録などもございますので、お手にとってご覧くださいませ。

昭和43~46年に美術出版社より発行された「季刊版画」。
創刊号の特集は池田満寿夫。
限定版は版画入です。


2号の特集は、8月にファインアーツで展示をしていた野田哲也


現存の枠にとらわれず生涯内なる欲求に従い、探究心を持ち続けた作家・池田満寿夫をご堪能下さい。

会場:神保町ファインアーツ
時間:11:30-19:00 日祝のみ11:30-18:00
地図 ※靖国通り神保町駅A7出口徒歩1分 一誠堂書店の2件隣り、1Fが菅村書店の白い日本文芸社ビル2F
(近隣に「古瀬戸珈琲店」の入った同名のビルがありますが、違いますのでお気を付けください。)

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