1922-2016 日本（富山） 版画家
1942年帝国美術学校卒業。復員後、富山に疎開していた棟方志功に師事、棟方令明、奥井友子、越野義郎、尼野和三らと版画誌「越中版画」を発刊。
1947年、墨一色の木版仏画で国画会展に初入選。1950年には国画会展・国画会賞。1958年、ニューヨーク・セントジェイムズ現代版画展で受賞。1968年文化省の招待でアメリカ・カナダを訪問、両国で版画指導、個展開催。
和紙にタテ・ヨコ線を摺り込み、地色版を重ねて墨版を出しその上に色版を入れる普通とは逆の自摺り技法を用いた。幻想的なイメージを木版で追求した「湖山」シリーズで知られる。
