2010 9月| 夏目書房ブログ 古書古本美術品 販売 買取 神保町 池袋 草間彌生、奈良美智、具体、ウォーホルなどの作品高価買取中

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行ってきました!直島ベネッセハウス、そして是非瀬戸内国際芸術祭 vol.5

前回も書きました通り夏目書房古書目録「ボヘミアン通信」34号を9月22日に出しました関係で、
ブログをかくのが、また1週間程度延びてしまいました。
目録の売上を見ていると、キビシイ現実を思い知らされます。
それでも、なんとか新しい作品を皆様にお届けできるよう頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

さて、もう1か月も前になってしまった「瀬戸内国際芸術祭」旅行の最終回です。
この間にNHKの「日曜美術館」でも特集をやっていましたが、
行けなかった他の島の作品などを見て、もう1日あればなぁと後悔。

我々の最終日は高松と丸亀の旅です。
前日の夜は宿泊したホテルの近くの居酒屋で名物の鳥のモモ焼きや鰹のたたきなどで四国を堪能。
朝、一人だけ早起きしてしまったので、ホテル周辺を1時間程散歩。
するとホテルから2~300m位のところに高松市立美術館を発見。
思いがけなく、「森村泰昌モリエンナーレ まねぶ美術史」が開催されていました。
4人でしっかりとホテルのモーニング・ビュッフェを食べてから、3日目の始まりは高松市立美術館に決定。
開館時間の9時少し過に入館すると、まだほとんど人はいない状態で、ゆったりと森村作品と、
その元となった「まねぶ」作品が一緒に展示されていて中々興味深いものでした。
一つ不思議に思ったことは、森村泰昌が「まねた」作品のほとんどが高松市立美術館所蔵の作品でした。
学生の頃から最近までの割と永いスパンの作品なのにナゼ?森村さんは大阪の人なのに。

イサムノグチ 庭園 蔵

高松市立美術館を見学後、車で今回の目玉の一つであった「イサムノグチ庭園美術館」へ。
予約制のため、約1か月前に往復はがきで日時を申し込んでありました。
約30分で周辺に着くと、町中に石材所が目立ちます。
矢印に沿って道を進むと小さな公園に併設された駐車場が。
その公園の遊具もイサムノグチのものでした。
少し歩くと受付棟があり、中に入ると予約時間の30分位前だったので5人程度の方が時間を待っていました。
「平日に我々以外にも、この面倒くさいシステムでも来る人がいるんだ」と考えていると、
どんどん人が来て、入場時間にはなんと60人程になっていました。
イサムノグチ、恐るべし!
学芸員の方の案内で、まずは作業場と展示蔵へ。
庭園が屋外の作業場になっており、制作当時のまま庭のいたるところに数10点の作品が置かれています。
なんと贅沢な空間。でも持って行きたくても重くて動きません。
蔵の中には代表作「エナジー・ヴォイド」「真夜中の太陽」などの大作がありました。
東京都現代美術館のイサムノグチ展で「エナジー・ヴォイド」を見ましたが、
それ以外の作品はここから出たことはないそうです。

イサムノグチ 真夜中の太陽

次にイサムノグチが暮らした住居と月見などをしたという裏山へ。
あまり広くはありませんが、雰囲気のある和風家屋に何点かのイサムノグチ作品があり、
それを外光とイサムノグチの「あかり」がやわらかく照らしていました。

イサムノグチ 住居

裏山は石による枯山水のような川と瀧。そしてこんもりした山。
数10mのものですが頂上からの眺めは最高にいいです。
イサムノグチもこの上で横たわるのがすきだったそうです。
3年程前に行った札幌モエレ沼公園のイメージにもつながります。
約1時間の見学を終え、うどんの昼食をとり、最後の目的地である丸亀の猪熊弦一郎現代美術館へ。
高速に乗り約1時間で到着。駅前に素晴らしい外観の美術館が現われました。丸亀市って、スゴイ。
猪熊制作の大きなオブジェをぬけると入口があり、館内へ。
2階と3階に猪熊弦一郎の作品が年代順に展示されています。
館内はあかるく猪熊らしい空間になっていて、ゆったりと鑑賞できました。

猪熊弦一郎現代美術館

4階に上がると企画展「シッケテル キュピキュピと石橋義正」展をやっていました。
物語風のビデオ・インスタレーションなどの映像作品で結構楽しめました。
いよいよこの旅も終了間近。
最後は高松空港近くで名物讃岐うどんを堪能することに。
知人に聞いてきたうどん屋が定休日のため、Ipadで検索しましたが、
よくわからず空港のすぐそばの「なんとか製麺」へ。
製麺なんていうのがつけば間違いないと。
ところがあまりうまいとは言えず。これなら神保町の「丸香」のほうが100倍うまい!
最後に大失敗をして、高松空港から羽田へ。
いろんなところへ行きすぎて結構疲れましたが、非常に良い旅でした。
皆さんも期間中に行ければ、是非「瀬戸内国際芸術祭」へ!

行ってきました!直島ベネッセハウス、そして瀬戸内国際芸術祭 vol.4

当店の自家目録「ボヘミアン通信 34号」の制作・編集に追われて、第4弾を書くのが遅れてしまいました。
その分、良い目録が9月25日頃出来上がりすので、興味のある方はメールでご連絡いただければ、300円(送料込)でお送りいたします。
内容はピカソ、ジャコメッティ、デュシャンなどの海外美術から、藤田嗣治、棟方志功、竹久夢二、有元利夫、村上隆、草間彌生などの日本美術、
そして夏目漱石、川端康成、司馬僚太郎などの近代文学などの新入荷品を中心としたカラー写真版50ページと
美術、デザイン、写真、近代文学などの在庫約7000点を掲載した本文150ページで構成されています。
ホームページ上でもご覧いただけますので是非ご利用ください。

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さて、1週間ぶりに瀬戸内国際芸術祭の旅に戻ります。
直島を見尽くした我々は、最初には予定になかった豊島(「てしま」とよみます)へ行くことになりました。
ところがレンタカーで行ったためフェリーで移動しなければなりません。直島から豊島へは直接フェリーがでていないので、
まず本州・岡山県の宇野港に行き、違うフェリーに乗り豊島へ。なんと直島から高速船なら2~30分の島に行くのに
待ち時間をいれると2時間程かかってしまいました。こんな時は車も考えものです。

そしてついに豊島の港に到着しましたが、直島以上に閑散としていてちょっと驚きました。
豊島には島中に30以上の瀬戸内国際芸術祭アートスポットが点在しています。
フェリーを降りそのままガイドブックをたよりに1番近そうなところ「横尾忠則」のスポxトへ。
民家を改造して庭の石を真っ赤に塗り、家の中に横尾作品が数点。
見たことがあるような絵だし、あまり感動せず。みんなこんなもんなのかなぁとちょっと不安に。

横尾忠則 

次に森万里子さんの「トムナフーリ」へ。
入口近くに車を止め、森の中を100メートルほど山道を登ると、
そこには急に緑の苔に一面を覆われた池が出現。
そしてその中央に浮いているかのようなオブジェ。
まわりは樹々に囲まれなんの音もなく、神秘的な場所です。
「トムナフーリ」とは古代ケルトにおける霊魂転生の場所ということです。
夜には光るそうですが、あの山道を夜のぼるのはちょっと大変そうです。
これはよかったです。不安も少し解消。

森万里子「トムナフーリ」

その後もどんどん駆け足で約30のスポットを回りました。
その内の心に残ったいくつかを抜粋。

ジャネット・カーティスとギョージ・ヒュレス・ミラーの「ストーム・ハウス」。
真夏の瀬戸内海の日差しの中を何やらすごい音のする木造の民家の中へ。
すると中は昭和30~40年代頃の薄暗い和風の居間。
硝子戸の向こうでは夕立ちが。豪雨そして雷、停電。
なんとなくなつかしい日本の風景が作りだされていました。
外へ出ると、真っ青な空。なんともそのコントラストが不思議でした。

藤浩志「こんにちは藤島藤十郎」
架空の人物である売れない絵本作家・藤島藤十郎がそこに生活しているという仮定で
家そのものと彼の生活、持ち物が雑然と展示(?)されています。
そしてボランティアのスタッフが入場者に気にせず炊事をしたり音楽を聴いたりしています。
その火の見櫓からは本物の豊島の情景が見えました。
ありそうなことなんだけど、結構楽しい空間でした。

こんにちは藤島藤十郎

クリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ」
海辺のひじょうにすてきな建物です。
スタッフの人が一番それらしく白衣を着て研究所のようです。
暗い部屋に入ると、中央で電気が点滅。
そして爆音のような心臓の鼓動が部屋中に響き渡ります。
なかなかのインパクトでした。

オラファー・エリアソン「ビューティー」
真暗な蔵のなかに入ると中央に人工の霧が光っています。
外の暑さから頭からシャワーのような霧をあびてスッキリして出てきてしまいましたが、
実はしばらくすると暗い中に虹がでてくるそうですが、
そうとは知らずに出てきてしまいました。残念。

その他もあまりにたくさんのスポットを回ったので頭も混乱しています。
直島よりも手つかずの豊島はひじょうによかったです。この機会に皆さんも是非。

そして我々はまたフェリーに乗り、まず小豆島へ、そして乗り換えて、やっと高松へと、また2時間かけてたどり着きました。
いったい何時間フェリーに乗ったんだか。
次回はついに「瀬戸内国際芸術祭」完結篇・高松美術館巡り。

行ってきました!直島ベネッセハウス、そして瀬戸内国際芸術祭 vol.3

直島 銭湯「I♥湯(アイラブユ)にも行って、予定していたベネッセハウス以外の直島イベントは終了。
あとは、ゆっくりと夏の終わりのリゾート気分をホテルで味わうだけ。
来る直前に知ったのですが、この日に行ったベネッセ系列の「家プロジェクト」「地中美術館」そして
李禹煥美術館」などは月曜日がすべて休館日なのです。そのため無理無理日曜日一日でこなしたのでした。さて、次の愉しみはベネッセハウス自慢のディナー。
車で敷地内の別棟「パーク」の「テラスレストラン」に向かいました。
杉本 「光の回廊」2
「パーク」にはいってすぐの階段を降りると、薄暗い空間の中に杉本博司さんの作品が現われてきます。
10点程の大きな作品が、四角い発光体に照らされていて素晴らしい空間です。
見ているのは我々4人だけで、優越感と共になんて贅沢な!

 

杉本 「光の回廊」

しばらく鑑賞したあと、奥にある「テラスレストラン」へ。部屋から電話をいれてカジュアルな服装でも平気だとお聞きしたので、みんなラフな感じで入場。事前に予約を入れてコース料理をたのんでいたので、ワインのボトルのみを注文して料理を待ちました。前彩、スープ、魚料理、肉料理、デザートと瀬戸内海の素材を多く使ったもので、充分愉しめました。

ところが旅行を楽しみにしていたのと、24時間テレビのおかげで昨日徹夜していた次男が食事中から睡魔に襲われ始め、とても夜の美術館ツアーには参加できそうもないので、彼1人を部屋で休ませて神谷女史と4代目の3人で本日最後のイベント、夜の「ベネッセミュージアム」鑑賞ツアーに出かけました。

宿泊している「オーバル」からケーブルカーで下の「ミュージアム」棟へ。
なんとここ、客室以外の全てが美術館になっているのです。
まづはフロント横をぬけると大竹伸朗さんのネオン管そして「日本景」です。
大竹伸朗 ネオン
おくに入るとリチャード・ロングの木のオブジェ。
階段を降りると、ポロック、ジャスパー、クライン、ホックニー、バスキア、ウェセルマン、川俣正などが
イイ感じで展示されていました。
ベネッセ美術館 ホックニー、クライン
驚くことに9時頃に行ったのですが、美術館の人は誰もいなく、お客さんも我々以外には3,4人程度。
ほとんど独り占め的です。なかなかこんな体験はできないです。
ベネッセ美術館
すきなだけ見たいだけ見たいようになんて最高!満足、満足、そした満足。
約1時間程度でゆっくりと美術館を楽しみました。
充分楽しんだ後、部屋に帰って買っておいた酒で宴会。
でも酒を飲むのは、自分と4代目だけなのでバカ騒ぎにはなりませんでした。
明日はどうするかの話し合い。今日1日でほぼ直島を見つくしてしまったため、
海でも入ってゆっくり直島で過ごすか、高松に戻ってウドン巡りをするか、せっかく瀬戸内海まで来たのだから、他の島に行って「瀬戸内国際芸術祭」をもっと楽しむか。
結局、最後の案に決定。となりの島で、島中に今回のアートスポットが点在している豊島(てしま)に
行くことに決定。しかしレンタカーできているためフェリーでしか移動できないため、まづ本州・岡山の宇野港に向かい、乗り継いで豊島に行かなければなりませんでした。(車が無ければ高速船で直島から豊島へ2~30分程度でいけるようです。これが正解でしょう)そのため朝10時30分頃、宇野へ20分程度かけて行き、そこで45分程度待って豊島行のフェリーで50分程度。
大変なことになってきました。でもせっかく来たのだからということで、この案に決定。
この時点でゆったりとした旅行のイメージは崩れて行きました。
でも直島はひじょうによかぅたです。帰ってきた今となるともう1日いたかったかな。
豊島の旅は次回に。

行ってきました!直島ベネッセハウス、そして瀬戸内国際芸術祭 vol.2

午後1時45分、家プロジェクトをほぼ制覇して車で移動。
途中の埠頭で有名な草間彌生「かぼちゃ」で記念撮影。

かぼちゃ

次は島に来てすぐに整理券をもらっておいた「地中美術館」です。

地中美術館

 

 

 

 

 

様々な雑誌やメディアにとりあげられた美術館に期待大でワクワク。
チケットセンターから入口まで3分程度歩いて正門へ。
さすが「地中美術館」、正門からも実体が見えません。
隠し扉のような壁を抜けるとエントランスになっていて、階段を降りると行列がありました。
最初は「ウォルター・デ・マリア」でしたが、おもしろい空間ではありましたが、それほど感動せず。
次は噂の「モネ」の部屋。たしかに白い壁に睡蓮、そして微妙な自然光。
でもポーラ美術館とか他でも見た「モネ」の睡蓮にもそれほどのインパクトはありませんでした。
そして3人目、ジェームス・タレル。家プロジェクトの「南寺」といい今回はこの人でしょう。
「オープン・スカイ」は去年「金沢21世紀美術館」で違う作品を曇天状態で見ましたが、
今回は直島の青空が天井いっぱいに広がっていました。
そしてもう1点。作品名は忘れたしまいましたが、青いスクリーンの前の階段を数段登ると、
新しい奥行のある空間が出現して、光と眼の錯覚を感じるもので、ヤラレタ感。
安藤忠雄さんの建築も堪能できたし、良しとしましょう。

さて次は今年6月頃オープンの「李禹煥美術館」。
ベネッセハウスの敷地内にありやっぱり地下に埋まった感じの立派な外観。
外に銅板と石の作品が何点かあり、2年位前の横浜美術館の「李禹煥展」は非常にやかったので、日本初の美術館に期待大。
地下へスロープで降りていくと受付があり、館内へ。
初期の「From The LIne」などの代表作が目に入ってきます。
次の部屋に行くとそこで終わり!カッコイイケド、この点数はいかがなものでしょう?

ひと休みして、直島で一番行きたかった場所大竹伸朗さんの直島 銭湯「I♥湯(アイラブユ)」へ。
車で最初に着いたフェリー乗り場へ。路地裏に怪しげなたてものが出現。
何度も写真で見た外観、そしてよく出てくる島のオバサンが観光客にレクチャー。
券売機で入場券そしておみやげ、コーヒー牛乳のチケットを購入しついに入場。
中に入ると大竹さんの装飾がいっぱいありましたが、
もっとコテコテしているかと思っていたので、以外にサッパリしてなぁ、と。
湯船や洗い場も写真通りすぎて、あまり驚きはなかったのが残念。
もうひとつ残念なことは、神谷女史と次男は入ったのですが、透明な便座のトイレに入り忘れました。
入浴後、入口でお約束のコーヒー牛乳を飲み干し、
大竹伸朗フリークの神谷女史はここぞとばかり「オミヤゲ」グッズを買い漁り。
自分も数点「オミヤゲ」購入。ここでやっと「直島でやりとげた」を実感。
ここではカメラを忘れたので画像がありません。

リー・ウーファン美術館 

いよいよ待ちに待った安藤忠雄さん設計のホテル「ベネッセハウス」へ。
駐車場からのスロープを抜けるとドアがあり、噂の宿泊できる美術館「ミュージアム」棟フロントです。
フロントの前には早速「ジャコメッティ」のブロンズ。もう美術館の始まりです。
今回は特に人気のある「オーバル」棟への宿泊。
ホテルの方に案内されて「オーバル」行のモノレールへ。
「オーバル」の鍵がないとこれには乗れません。ちょっと優越感。
とんでもない傾斜を5分かけて「オーバル」着。目の前に雑誌でよく見る丸い池の風景が広がります。
部屋も一番よく雑誌や案内書に紹介されている403号リチャード・ロングの部屋です。
入ったとたん、みんなで「いいねぇー。カッコイイ」と満足。
なんと3メートルほどの窓枠がボタンで床の中に収納されて広いオープンスペースになっちゃいました。
そこからつづくベランダも非常に広く瀬戸内海の夕日を一望できます。
たっぷりした広さの室内で久しぶりにゆったり。これは満足。

ベネッセハウス オーバル
ベネッセハウス ロングの絵

この時点では、あとはホテルでうまいディナーに舌鼓、広い部屋でゆったりとした休暇ができる気がしていました。
ところが人の欲は恐ろしい。
まだまだつづく後半戦。忙しくて充実した旅は予定外の展開へ。

行ってきました!直島ベネッセハウス、そして瀬戸内国際芸術祭 vol.1

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8月29日から2泊3日で、ボヘミアンズ・ギルド私的研修旅行「直島と瀬戸内国際芸術祭ツアー」に行ってきました。
当店のお局・神谷女史と4代目健太郎そして高校生の次男・竜との4人旅です。
日曜日の朝8時の飛行機で9時20分高松へ到着。急ぎまくりでレンタカーを借りて直島へのフェリーが出る高松港へ10時15分に到着。
ちなみにこのフェリーに乗り遅れると12時45分までフェリー便がないため車のなかでも必死に前へ進んでいました。
約50分でついにあこがれの直島に到着。
なんと月曜日はベネッセ関係のイベント(地中美術館・家プロジェクト・リ・ウー・ファン美術館そしてIラブ湯も)は休業のため、
1日で全て見尽くさねばなりません。なんてせわしない旅なんだと思いながら、一番こんでいるという「南寺」と「地中美術館」の入場整理券をget!
少しだけ落ちついたところで、まずは家プロジェクトで大竹伸朗さんの「はいしゃ」を見学。大竹伸朗フリークの神谷女史は興奮。
間近でみる「自由の女神」やまるで落書きの様な壁の絵、真骨頂であるスクラップなど直島の一発目としてはなかなかの選択でした。

 

はいしゃ全景はいしゃ[はいしゃ[はいしゃ「神谷」

 続いて「角谷」へ。宮島達男さんの作品が暗闇の水中に浮かび上がり不思議な静寂感をあじわえました。そして涼しさも。
次に千住博さんの「石橋」へと移動。すばらしい民家の中に千住的「ウォーターフォール」が!美術館で見るより圧倒されました。展示場所も大事なんですね。

なんだかわけのわからないランチ(レストランや食堂みたいなものはあまり見当たらず)、ロコモコとタコライスとビールで空腹をまぎらわし、
杉本博司さんの「龍王神社」へ階段を登ると、山の上の神社にガラスの階段が出現!それだけなのかとちょっと残念に思っていると、
裏手に人の行列が。実はこちらが作品の観賞場所でした。10分ほど並んで、真っ暗な幅50cm程の石の回廊を10m程行って曲がると、
暗闇の中に先程のガラスの階段が地中より見えるという作品でした。さすが杉本博司と感動!
なんとも言えないコントラストで怖ささえ感じてしまいますした。

龍王神社龍王神社 中1 

 

 予約をしていなかったため内藤礼さんの「銀座」は見れませんでした。残念!
須田悦弘さんの「碁会所」でたくさんの花を見て、家プロジェクトの最後にジェームス・タレルさんの「南寺」へ。
なんと混んでるときには2時間待ちもあるらしいです。我々が入る頃の1時半位には整理券の配布も終わっていました。
入場前のスタッフの気合いの入った熱い説明(他ではほとんど説明はありません)を5分程聞き、ついに中へ。
中へ入れるのは1回に8人づつです。何も見えない暗闇の世界で、前に進むのも怖い空間です。
なんとか鑑賞用のベンチにたどり着きますが、ただただ暗闇。
スタッフの説明によれば、健康な人なら3~5分で作品がみえてくるとのこと。
不摂生がたたって見えないのではと不安を感じた頃、なんと前方に四角いものが見えてきました。
だんだん明るく見えてきて、7~8分後には、作品と共に、今まで見えなかった部屋の中や足元までが見えてきました。
実は最初から何もかわったわけではなく、明るい場所から暗い場所へ目が慣れていっただけだと説明をうけ、
騙されているような不思議な感覚に感動!タレルもスゴイ!
ちなみに「南寺」の建築は安藤忠雄さんのデザインです。別棟のトイレも。

南寺

南寺 トイレ

家プロジェクトは以上で終了。
町を歩く間にサルガドの写真に出てくるようなアフリカの難民みたいな人を見つけました。
ストールを頭から被り、強い日差しを避けるように歩いていました。
さすが瀬戸内国際芸術祭!
こんな人たちも来てるんだ。
アレッ、この人知ってる。東京から一緒の人だ!
エッ、そんな馬鹿な。神谷さん?

 

難民 神谷3難民 神谷2難民 神谷1難民 神谷4

 

 

まだまだ、1日目の半分です。この旅は続きます。
直島では、地中美術館、ベネッセハウス、Iラブ湯など。そして翌日は豊島。
最終日は「森村泰昌展 高松市立美術館」「イサムノグチ庭園美術館」「猪熊弦一郎現代美術館」と。
何回かに分けてお伝えしていきます。

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