2014 3月| 夏目書房ブログ 古書古本美術品 販売 買取 神保町 ボヘミアンズ・ギルド

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漢聲雑誌

漢聲(ハンシェン)雑誌ご存知でしょうか?台湾を代表するインデペンデントな出版社、漢聲出版から発行されている雑誌です。中国の服飾、建築、芸術など伝統的な大衆文化を毎回違ったテーマで特集しています。

黄永松
この雑誌は内容からデザインの隅々まで凝った造りになっていて、特に漢聲のアートディレクター黄永松の手がける装丁は実に独創的で魅力的なデザインになっています。黄永松は杉浦康平とも親交があり、杉浦著『アジアの本・文字・デザイン 杉浦康平とアジアの仲間たちが語る』では二人の対談も読むことが出来ます。

漢聲巷門市


漢聲出版の書籍は絶版になっているものも多く、なかなか手に入りにくいのですが、漢聲出版が経営する書店、漢聲巷門市はそういった絶版物も扱っています。ここの外観がまた面白く、ひょうたん型の奇抜な入口の横に、背の高い筆型のオブジェがあります。ECOH漢聲と書かれた看板もかっこいいです。そして店内は多くの漢聲出版の芸術的な装丁の書籍で溢れています。


そして今回ボヘミアンズ・ギルドに入荷したのは漢聲雑誌81~83で、3冊組のセットになっています。黄土高原母親的芸術と題して黄土高原農村に伝わる剪紙(せんし)を特集しています。剪紙とは中国の切り絵のことで、中国の代表的な民族芸術の一つです。文章は中国語ですが、土着的で美しい切り絵が豊富に収録されており、ビジュアルだけで十分楽しめる内容になっています。そして今号の装丁もまた素晴らしいデザインで、大衆文化の熱を感じる図柄と先進的なアイデアが詰まった装丁でとても魅力的な書籍です。

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伝統的な図柄がカラフルなハンドメイドの紙に印刷されています。所々に制作者の紹介も載っています。

この商品をご覧になりたい方は是非、ボヘミアンズ・ギルドにお越しください。もちろん夏目書房のサイトからもご確認できます。

漢聲雑誌81-83 全3冊組
漢聲雑誌81-83 黄土高原母親的芸術 全3冊組
呉美雲編 黄永松デザイン
1995年/漢聲雑誌社 中国語版 筒函 全3冊組

ボヘミアンズ・ギルドにはこのような面白い書籍がたくさん集まっています。是非、棚の中から心惹かれる一冊を見つけてみて下さい。

また、夏目書房では、様々なジャンルの本を買取しています。お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡ください。

ベルナール・カトラン版画額入荷です。

こんばんは。
外国の方はもうTシャツ1枚の季節ですね。
あの感じ好きです。
大西です。

気づけば春ですね。
春といえば花粉の季節です。
花粉といえば花。
花といえばもちろん、、、カトランです。

という訳で、今回はベルナール・カトランをご紹介しようと思います。
版画額がボヘミアンズ・ギルドにまとまって入荷しました。

ベルナール・カトラン版画額「木のある庭(仮題)」

Bernard Cathelin

1988年/

リトグラフ 限100 サイン 「L’Intelligence Des Fleurs」より 41×31

ベルナール・カトラン版画額「緑の庭(仮題)」

Bernard Cathelin

1988年/

リトグラフ 限100 サイン 「L’Intelligence Des Fleurs」より 41×31

ベルナール・カトラン版画額「黄色の木の庭(仮題)」

Bernard Cathelin

1988年/

リトグラフ 限100 サイン 「L’Intelligence Des Fleurs」より 41×31

ベルナール・カトラン版画額「睡蓮(仮題)」

Bernard Cathelin

1988年/

リトグラフ 限100 サイン 「L’Intelligence Des Fleurs」より 41×31

ベルナール・カトラン版画額「花と蝶(仮題)」

Bernard Cathelin

1988年/

リトグラフ 限100 サイン 「L’Intelligence Des Fleurs」より 41×31

ベルナール・カトラン版画額「赤い花(仮題)」

Bernard Cathelin

1988年/

リトグラフ 限100 サイン 「L’Intelligence Des Fleurs」より 41×31

1919年、フランスのパリ生まれで2004年になくなったので、ちょうど今年で10年ですね。
日本での人気が高いので、すでにご存じだとは思いますが、知らないって方も一度はどこかで見たことがあるのではないでしょうか。
例えば病院の待合室とか。
僕のファースト・カトランは、歯医者の待合室だった気がします。

なんか見てると、いくらでも待てそうな気持ちになってきます。
むしろずっと待ってたくなります。
こんな世界で何も考えずに暮らしたいです。

東山魁夷の絵にも近いものを感じますが。

ものすごい花粉が飛んでそうな風景です。

日本で1番のコレクターは皇族のあの方らしいですが、ボヘミアンにもけっこうありました。

ベルナール・カトラン版画集 俳諧十撰 Dix Haikai

Bernard Cathelin

1985年/Edition E.F.Mourlot 限175 オリジナル・リトグラフ10葉揃(各サイン、エディション 42×32) 帙

俳諧、、!
俳句に絵をつけた版画集です。
ぼーっと眺めた後、気持ちよく昼寝したいです。

すでにご存じかとは思いますが、ヤフーオークションにて、版画や浮世絵などの美術品から初版本や署名本や限定本まで、多数出品しております。
毎週新しい商品が出品されますので、どうぞお見逃しのないようお願いします。→こちらからご覧下さい。(カトランもたまに出品します。)

夏目書房では写真集は勿論、様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡下さい。

きいちのぬりえ、入荷しました!

ハイセンス入荷しました

飾ってよし、塗って愉しな昭和のぬりえ、ぜひお手元に!


この頃、まだスピッツブームはやってきていなかったのでしょうか。


ぬりえが苦手な方、ご安心ください。きれいに塗られたものもございます。


優雅なひととき。

きいちの他にも、フジオたけしひでをなど!

ボヘミアンズ・ギルド1階入り口にて販売中です♪

荒川修作 New York 邂逅

荒川修作がこの世を去ってからもうすぐ4年が経ちます。ボヘミアンズ・ギルドにある荒川関連の作品と共にご紹介します。

荒川修作

彼の細かな経歴は広く知られているので割愛しますが、彼の人生の中でも特筆すべきは多くの芸術家達と出会ったニューヨーク時代のエピソードではないでしょうか。

ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ
1960年、荒川は吉村益信、篠原有司男、赤瀬川原平などとネオダダイズム・オルガナイザーズ(ネオダダ)を結成します。しかし、最初の個展「もうひとつの墓場」を単独で開いたことが、他のメンバーから反感を買いグループから除名されてしまいます。ネオダダ脱退後、路頭に迷う荒川に美術記者の海道日出男は「早く日本から出ていけ、お前はこんなところにいないほうがいい」と助言します。当時、渡米は容易なことではなかったのですが、以前から目をかけられていた瀧口修造の支えで荒川はニューヨークへ行くことになります。

マルセル・デュシャン
渡米後、彼を待っていたのは美術家マルセル・デュシャンでした。デュシャンは瀧口からの紹介で以前から荒川のことを知っており、荒川は変人だという人物像をすでに持っていました。NY到着後すぐに連絡を取りあった二人は安いイタリア料理店に入ります。そこで、デュシャンはソースなしのパスタを頼みます。真意はこれからの貧乏生活に備えろということでした。しかし、それから二週間、荒川はあらゆる面でデュシャンの援助を受けます。芸術家としてのデュシャンの言葉は必ず「芸術だけはするな」という文句で始まったそうです。

次に荒川が出会ったのはその頃前衛芸術家としてNYで活動していたオノ・ヨーコでした。彼女は荒川に自分のスタジオを貸し与えます。そこで荒川はデュシャンが連れてきた様々な芸術家に出会うことになります。アンディ・ウォーホル、ジョン・ケージ、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグなどの錚々たる顔ぶれでした。ウォーホルは毎週のように彼を食事に誘い、ジョン・ケージとは一緒にキノコ狩りにいくほどの仲でした。ケージはきのこの群生地で「最近、この場所から変なさざ波のような音が聞こえる」と言いました。「いや、このヴァイブレーションは俺の一番好きなものだ」と答える荒川にケージは驚嘆したそうです。

その後、荒川はドイツの画商アルフレッド・シュメラーに出会ったことで、作品も売れるようになっていき、ドイツで大きな展覧会も開かれほどになります。ある日、荒川はシュメイラーに「ドイツで一番有名なやつがお前の作品が欲しいと言ってる」と頼まれ作品を作ります。ドイツで一番有名なやつとは現代美術家ヨーゼフ・ボイスです。
また岡本太郎がNYの部屋に訪ねてきたこともありました。岡本太郎は洗面所に溜まった洗濯物をみて「これ君の作品か?」と聞いたそうです。この二人はその後も親密な関係を築くことになります。

マドリン・ギンズ
パートナーのマドリン・ギンズに出会ったのも渡米後すぐでした。学生ビザのために入ったアートスクールで二人は出会いました。その当時絵を描いていたマドリンに荒川は「お前全然才能がないから、止めろ」と言い放ち、マドリンは本当に絵を描くのをやめてしまいます。しかしその後、共同で「意味のメカニズム」などの作品を制作し、ともに活動していくようになります。その後もマン・レイやスーザン・ソンタグなど多くの芸術家との出会いとともに荒川の活動も激しくなっていきます。

荒川修作のニューヨークでのエピソードには、次々と著名な芸術家の名前が登場します。しかし、そんな出会いは、その中でもひときわ際立つ荒川自身の強烈な個性が惹きつけたものです。生前「僕は死なないことに決めた」と言い続けた芸術家荒川修作の作品と作品集をご紹介します。

荒川修作版画額「Evening on Which」
荒川修作版画額「Evening on Which」
Syusaku Arakawa
1974年/リトグラフ シルクスクリーン エンボス 限100 サイン 額少傷み 「Arakawa Print Works 1965-1979(ギャラリー高木)」P.38掲載 79×157.5 額面84×165

荒川修作版画額「The Signified or If No.4」
荒川修作版画額「The Signified or If No.4」
Syusaku Arakawa
1975-6年/エッチング アクアチント 手彩色 A.P.版限15 サイン 60×89.5 額83×111

荒川修作全版画集 Arakawa: Print Works 1965-1983
荒川修作全版画集 Arakawa: Print Works 1965-1983
1993年/北九州市立美術館

意味のメカニズム 進行中の著作(1963-1971,1978) 荒川修作の方法に拠って
意味のメカニズム 進行中の著作 荒川修作の方法に拠って
荒川修作/マドリン・・ギンズ 瀧口修造序文
1979年/ギャラリー高木 カバー

荒川修作の二つの版画額と作品集をご紹介しましたが、他にも荒川関連の書籍がございますので、ぜひボヘミアンズ・ギルドにお越しください。もちろんホームページからもご確認できます。

また、夏目書房では、様々なジャンルの本を買取しています。お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡ください。

**ジュエリーⅠエリザベス・テイラー**

ジュエリーの書籍が多数入荷しました!
宝石の輝き、ドリーミーなデザイン……写真を見ているだけでもわくわくしてきてしまいます♪
その中で、今回は女優エリザベス・テイラーの宝石コレクションをご紹介したいと思います。

ハリウッド黄金期に活躍した女優エリザベス・テイラー。
彼女は50年以上にわたって宝石を集め続け、250点以上をコレクションしていました。

そのコレクションはテイラーの死後、クリスティーズ・ニューヨークのオークションで、宝石の個人コレクションとして史上最高の記録を更新したと言います。

もっとも高値がついたのは、こちらの「ラ・ペレグリーナ」。


16世紀以来、スペインの王室に代々受け継がれていたというこちらのネックレス。
なんとベラスケスの描いた女王の肖像画にも登場しています!

あれ?色とかデザインとか違うけど……とお思いでしょう。
それもそのはず、テイラーがカルティエに依頼してリメイクし、ルビーやダイヤなどを配して今のようなデザインになったそうです。
由緒正しい宝石を大胆にリメイクしてしまうなんて…テイラーには脱帽です。

書籍に載っているジュエリーも一部ご紹介♪

*動物シリーズ*

動物モチーフって遊びゴコロがあっていいですよね♪
特にこれはかなりのインパクトです!


山ほどのバナナやパインで繋がる、楽しそうなお猿たち。
これを身につければ、顔まわりが楽園に。


こちらは、蛇のネックレスに虎(蛇にも見えますが…)のブレスレットでしょうか。
ゴージャスな女にしか似合わないお品。

*フラワーシリーズ*


動くたび揺れる長いイヤリングは、女性をパッと華やかに。


すずらん、そしてマーガレットは乙女のシンボル。

動物もお花も、こちらの書籍でご覧いただけます♪

夏目書房では、様々なジャンルの本・版画等を買取しています。
お売りいただけるものございましたら、是非ご連絡ください。

買取の詳細はこちらから。

「アートフェア東京2014」ご来場ありがとうございます。レポートです。

こんばんは。
花粉戦争もいよいよ佳境ですね。
大西です。

今回は先日(と言っても、10日程前ですが、、。)行われた「アートフェア東京2014」の模様をお伝えしようと思います。
国内最大規模のアートイベントで、国内外のギャラリーが新旧ジャンルを問わず作品を展示します。
まあ言葉で説明するより見てもらった方が早いということで。


こんな感じです。白くて眩しいです。

ボヘミアンは、というと。

額、額、額、、、額!
本屋やなのか画廊なのかわからなくなる量です。
ボヘミアン2Fと同じく、額が壁スタイルです。

大竹伸朗がずらり。



有元利夫
もずらり。(僕の気の利かない写真のせいでずらりしてないですが、本当はしているんです。すいません。)

ウォーホルホックニーラウシェンバーグから荒川修作中西夏之舟越桂吉原治良、、等々。
まさに勢揃いといった感じです。

他のギャラリーさんはけっこう余裕をもって展示されていたので、すごい物量だなーと思って見ていたのですが、向かいの同じく神保町から参加の小宮山書店さん。

圧巻です。まさに所狭しです。

ホックニーの版画額。
店一押しです。

デイヴィッド・ホックニー版画額「Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)」〈ムーヴィング・フォーカス〉

David Hockney

1985年/リトグラフ 限75 サイン

ジェリー・ソロモン・エンタープライズとの共同制作による額 78×104.5 額94×119.5

個人的にオススメだったのは、このマン・レイのマルチプル「Cadeau 1921/1974」です。

マン・レイ マルチプル「Cadeau 1921/1974」

Man Ray

1983年/Luciano Anselmino 限5000 裏面にサイン、タイトル、エディション サイン入カード 函

マン・レイというと、個人的には写真家としてのイメージが強いのですが、こういった気の利いた(?)オブジェもけっこう作ってます。
ハイレッド・センターのコンパクトオブジェと同じくらい欲しいです。

ハイレッド・センターと言えば、中西夏之の版画額。



中西夏之版画額「夏至のG/Z」より

Natsuyuki Nakanishi

1993年/シルクスクリーン 限60 サイン 74×99 額81×105.5

ずっと見てるとサラダみたいに思えてきます。
おいしそうです。
(直接行動の軌跡 ハイレッド・センター展 、今月の23日までです。)

まだまだ紹介しきれない程あるんですが、ボヘミアンズ・ギルド2Fにて展示しているので是非直接ご覧下さい。
日に日に増えていっています。けっこう驚きます。

来年のアートフェア東京にも参加予定ですので、今年来れなかったという方も、是非お越し下さい。

すでにご存じかとは思いますが、ヤフーオークションにてボヘミアンズ・ギルド、版画や浮世絵などの美術品から初版本や署名本や限定本まで、多数出品しております。
毎週新しい商品が出品されますので、どうぞお見逃しのないようお願いします。→こちらからご覧下さい。

夏目書房では写真集は勿論、様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡下さい。

タイポグラフィーの特集作りました**

新しく、タイポグラフィーの特集をつくりました!

画像はヤン・チヒョルトの「Die neue Typographie」。

活字を配置・構成し、印刷物における文字の体裁を整えるデザイン=タイポグラフィー。
特集では、文字に注目した書籍を集めてみました。

呻吟の画家 鴨居玲

今回は洋画家鴨居玲をご紹介します。

鴨居玲(1928‐1985)

鴨居玲は戦後の神戸洋画壇を代表する画家です。下着デザイナーの鴨居羊子を姉に持ちます。

戦後、創設された金沢美術工芸専門学校に入学し、同じく昭和洋画壇を代表する画家、宮本三郎に師事します。若くしてその才能を発揮しますが、洋画制作に行き詰まり油彩画と距離をとる時期もありました。

その後、渾身の作「制止した刻」で、新人画家の登竜門といわれる安井賞を受賞します。(1969)具象画家として名を馳せました。

その後、新天地を求めパリ、南米、スペインなどに長期滞在しながら数々の作品を生みだします。

鴨居玲の最後は神戸の自宅での排気ガスによる自死でした。患っていた心臓病と制作の行き詰まりに悩み、度々自殺未遂を繰り返した末の死でした。享年57才

鴨居玲は自画像の画家ともいわれ、数多くの自画像を残しています。しかしそれは、どれも彼の内面の苦しみを映した鏡の様です。鴨居は特に人間の弱さと汚さを描き、彼の絵からは闇の中で呻き苦しむ声にならない叫びが聞こえてきます。空間に広がる闇に差す一筋の光は、苦しみから救われたいという彼の心情なのでしょうか。そこには鴨居自身の絶望と希望が描かれています。

そんな見る者の心を引きづり込む鴨居玲作品集のご紹介です。

鴨居玲画集 夢候 作品1947-1984
鴨居玲画集 夢候 作品1947-1984
鴨居玲
昭60年/日動出版 限800 カバー 二重函

この画集は限定800部、二重函の豪華な作りで、鴨居玲の代表作「私のむらの酔っ払い」「夢候よ」「おっかさん」などをはじめ数多くの作品が収められています。

憂きもひととき うれしきも 思い醒ませば 夢候よ
なにしようぞ くすんでは 一期は夢よ ただ狂え

この画集の名にもなっている「夢候よ」は司馬遼太郎の小説「妖怪」のこの謡の文句から付けてあります。
価値のある一冊です。

鴨居玲画集 Camoy 1928−1985
鴨居玲画集 Camoy 1928−1985
2000年/日動出版 函

この作品集も鴨居玲の作品群が見れる充実した一冊です。俵万智等が序文を書いています。

他にも素描集写真集もあり、また違う角度から鴨居玲を知ることができるのではないでしょうか。興味のある方はぜひボヘミアンズ・ギルドにお越しください。お待ちしています。

夏目書房では、様々なジャンルの本を買取しています。
お売りいただける本などございましたら、是非ご連絡ください。

買取の詳細はこちらよりご覧ください。

**モダンデザインの父!杉浦非水**

日本で最初に商業美術という分野を切り拓き、近代グラフィックデザインの父と言われる杉浦非水。
「三越の非水か、非水の三越か」と言われるほど、非水のデザインは三越のイメージを作りあげました。

彼はミュシャのポスターをモチーフにすることで、和の要素に西洋のモダンさを取り入れました。
非水の名を世に知らしめたのがこちらの『三越呉服店 春の新柄陳列会』というポスターです。

『三越呉服店 春の新柄陳列会』

アール・ヌーヴォー調の調度品、そこに施された花々のモチーフは美しいですね☆

着物の女性と壁に掛けられた絵の女性との対比が、また面白いです。

雰囲気変わりましたが、こちらも非水のデザインです。
ボヘミアンズ・ギルドにある図録の表紙。

1937年の煙草のパッケージデザインです。

煙草のデザインは、この他にも数点手掛けています。
こんなかっこいい煙草だったらばんばん吸っちゃいますね!


名前が漢字いうのも惹かれちゃいます。
今はみんな横文字ですものね。日本語の名前のってあるのでしょうか。

非水の関連書籍、ボヘミアンズ・ギルドにいくつかございます。
ご興味のある方はこちらにどうぞ♪

夏目書房では、様々なジャンルの本・版画等を買取しています。
お売りいただけるものございましたら、是非ご連絡ください。

買取の詳細はこちらから。

アートフェア東京2014出展します!ボヘミアンズ・ギルドR75

どうも。

今年もボヘミアンズ・ギルドとして日本最大級のアートフェア「アートフェア東京」に出展いたします。
例年通り壁やスペースを埋め尽くすよう展示しようと考えています。今年もウォーホルを筆頭に多種多様なラインナップです。
皆様に楽しんでいただければと思います。
ご来場心からお待ち申し上げております。

【開催日程】

3月7日(金) 11:00-21:00

3月8日(土) 11:00-20:00

3月9日 (日) 10:30-17:00

※全日入場は終了30分前まで

【特別内覧会】

3月6日 18:00-21:00(ご招待状をお持ちの方のみ)

【会場】

東京国際フォーラム展示ホール 地下2階 展示ホール

(東京都千代田区丸の内3-5-1)

ボヘミアンズ・ギルドの出展ブースはR75です。

【お問い合わせ先】

〒106-0031 東京都台東区根岸3丁目8番8号

TEL: 03-5808-1451

FAX: 03-5808-1452

URL:www.artfairtokyo.com

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